トウソ桐塑
“桐”を
“塑”する(土をこねたり削ったりして物の像を作る。)
でトウソとなります。
桐塑の場合は桐の粉、おが粉に糊を混ぜて適度な形にして出来上がり。
言葉では簡単な事ですが、イザ口頭ですと伝わりにくい言葉の意味。
解らないでもないです、頻繁に見かける品でないからイメージが付きにくいんでしょうね。
でも映像にするとシンプルな昔からある造形素材です。
ちなみに国語辞典にも載ってる、れっきとした常用日本語です。
飾り馬の説明で素材の説明の時にどうしても伝わらないのです。
装飾品に覆い被さってるから見てもイメージ付かないから余計にですね。
雛人形で言うなら本練頭(ほんねりかしら)の素材が桐塑となります。
節句人形店定員さんに“本練頭”と言えば通用する言葉ですが“桐塑”は解らない定員さんもいます。
それ位、認知度の低い言葉になりますが辞典に載ってる言葉を変える訳にもいきません。
略語にするにしても“ト”とか“ソ”とか・・・もともと3語を短くしてもねぇ~。
まぁ飾り馬はそんな昔ながらの素材でつくっていると解釈しててください。
固さは水量の加減で調整できるから造形に適してはいます。
デメリットは仮に3CM 角の正方立方体を芯まで乾燥させるのに4時間は掛かる。(時間がいる)
乾燥時に収縮する。
しかも均等に収縮しない。
メリットとデメリットの点を踏まえて造形品としてくのでソコに経験が必要となります。
馬の素材でした
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