季節は秋なのに工房内の製作品は春です。
当社は飾馬製作工房としては名が知れてますが(だって屋号からしてウマカンですからね)桜橘製作の工房としても長らく営んでおり、人形専門店、問屋卸として販売だから一般的には知られてないのが実状です。
毎年紅葉時期頃から早い地域ですと人形専門店さんの店舗販売が始まり、ソレに合わせて出荷がピークになるのです。
出来上がると直ぐに箱詰めし出荷となるので完成品をじっくりお見せする機会はほぼほぼないです。
私もじっくり見てませんからね。
そんな訳でこの時期、工房内は一瞬華やかになり殺風景な作業場になりを繰り返しています。
当工房が主に手掛ける花は中染桜でして、中心から濃い赤で外に広がっていく程に淡くなるソメイヨシノと同じ色合いの花リンとなります。
技術のいる染め方なのでそうそう出回る品でないのですが、見れば一目瞭然!
他社様とは確実に見分けが付きます。
問屋さん通して出回った桜橘をどこかの売り場で見かけた時はちょっと嬉しいです。
影の作品でした。
あ〜作るって楽しみ