節句人形を製造販売する身として度々質問される事は処分方法です。 人形だから供養になりますがね。
ちょうどチラシがあったので載せときます。
今週末だから検討されてる方々はどうぞ。
そもそも人形は供養後に処分するのでしょうか?
魂が宿っているから。
って答える人が多いでしょう。
では、何故魂が宿っているのですか?
って事で雛人形のそもそも話を。
雛人形は「身代わり人形」と呼ばれて持ち主に降りかかる災い怪我や病気を身代わってもらう為に存在します。
「人形の手が取れたら本人の手が大袈裟する代わりをしてくれた」っと当時の人は解釈しました。
現代と違い医療技術、知識が途上の昔は子供の安否を神頼みするしかなかったのです。
そこで初節句の時に雛祭りと称して人形に子供の魂の半分を宿す入魂式をして無病息災を祈願したのです。
だから人形には「魂が宿ってる」でなく「宿した」からお役目が終えた人形を供養します。
合理化や生産性がもてはやされる昨今ですが長年、飾って遊んだ人形だからこそ本人も贈った人も見守った人も色んな想いが込められた人形を最後の最後まで大事に扱うって日本人の良き文化だと思います。